2017年9月21日木曜日

【番外編】白樺峠へタカの渡りを見に

秋の恒例、白樺峠に9月20日に行ってきました。
直前の台風のその前には二千二百羽ものタカが通り、台風直後の19日にも二千二百羽台。
さて、今日はどうなるか?
低気圧が通り過ぎて、二日目の方が良いなどと言う噂も有りますが、、、
群れの本体が通り過ぎてもそこそこは通るのでは?
と、期待して、、、
ハチクマ。
大抵のタカの渡りのポイントは首が痛くなるほど空を見上げないといけませんが、ここは時々目の高さや、目の位置より低いところを飛んでくれるのが魅力です。
でも、いきなりボケボケの写真ですみません。
午前中は時々、ポツポツと渡るハチクマやサシバ。
こちらもハチクマ。
で、タカの写真はこれで終わり。
数羽のサシバとハチクマに2羽のツミを見ただけでした。
翌日、『信州ワシタカ類渡り調査研究グループ』の記録を見てみるとこの日観察できたのは91羽。しかも群れが通過したのは朝のみとの事。
タカ以外ではホシガラスやアマツバメ。
一羽づつでしたけど。
クジャクチョウ。
平日にもかかわらずタカの渡りを見に大勢来ている皆さんはタカが来ないので、暇を持て余してチョウの写真。
今年は特に多い?
いや、今年はタカが居ないから、こちらに目が行く?
ヒメアカタテハ。
今年は渡りが早いとの噂も有り、チョット早めに来たら、マツムシソウがまだきれいに咲いていました。
マツムシソウとキアゲハ。
羽が少し草の葉に隠れてしまった。
キアゲハの向こうにチョット見えているのは次の写真。
イチモンジセセリ。
(多分、、、汗)。
タカ見の広場は松本市が市有地を開放して、有志が整備しています。
タカが見やすいように東側の斜面を切り開き、簡易ベンチも置いてくれています。
そこに座って、タカを待っていた時にすぐ横のマツムシソウに来たイチモンジセセリ。
15㎝程の距離のマクロ撮影。
この戦闘機のような羽が不思議です。
この他にも数種類の蝶が居ました。
お目当てはここに残っているマツムシソウでしょう。
もちろん、タカと一緒に南にわたるアサギマダラも居ましたが、どうやらマツムシソウはお好みではない。フジバカマがあると落ち着いてくれそうなんですが。
さて、午後になると天気はますます悪くなり、南風がどんどん強くなる。(タカの渡りの向い風)気温もぐんぐん下がって来て、2時に退却しました。
それにしても、この場所を整備して毎日タカの渡りを記録しいる『信州ワシタカ類渡り調査研究グループ』の方々には頭が下がります。感謝感謝!
追伸:これを書いた21日は打って変わっての晴天。自宅で雑用をこなしていましたが白樺峠はどうなったかな?

2017年9月14日木曜日

今日も水元公園


久しぶりのカワセミ。
いつも居るのですが、
なかなか射程距離に入ってくれない。
出てきてくれるまで待つ根性もなく、、、(笑)。
今日はチョット遠目ですが、
せっかくなのでパチッ!

ん?
何か空の方向を気にしている。
帰って写真を見てみたら、
カワセミの視線の先にはウチワヤンマが
「その場所は俺の見張り台だ」とばかりに近寄っていました。

おっと、ここでも来てくれた。
今度は近め。

今日のビックリはこちら。
そろそろお彼岸ですね。
でも、この多さ。明るい林の中は彼岸花でいっぱい。

そしてこちらでは、この群落!
公園の草刈りが終わった直後に出てきたのでしょうが、こんなにたくさんあるとは知らなかった。

そして、シロバナマンジュシャゲも満開。
右側は水元公園の有名な花菖蒲の田んぼ。
シロバナマンジュシャゲ、、、
と思います。
と言うのはまれに白いヒガンバナもあるとか、、、

とすると、こちらはその白いヒガンバナか?
ややこしい!
今年はヒガンバナの当たり年なのか?
どの株も多くの茎をのばして沢山の花をつけ、そしてどの茎も太くてしっかりとしている。

朝は涼しかったのですが、陽が出てくるとまだ暑い。
早々に帰ろうかと思ったところにたたずんでいるのはいつものコサギ?
ありゃ、珍しいチュウサギ。
嘴が黄色(冬)で、短い。
そして足指が黒い。

チュウサギが左方向へ歩いて行った後に、右からコサギが来てくれました(笑)。
嘴がチュウサギより長くて黒い。
そして足指が黄色。
ヒガンバナも咲いて、暑さもそろそろ終わりにしてほしい。

2017年9月5日火曜日

ちょっと足を延ばして三番瀬

8月半ばにはシギチドリの秋の渡りのシーズンになりますが、
例年暑すぎたり、特に今年は雨の日が多くて、なかなかいけませんでしたが、
明日から雨が続く予報なので、慌ててやって来ました。

キリアイ。
小さめのシギです。
ぜんぜんいない訳ではありませんが、
数の少ない希少種。
水浴びをした直後の為か、
翼を下げ、尾羽をあげた姿勢ですが通常はこうではありません。

頭を通る縦線が特徴です。
これを見れば見間違えることは無い。
この後、ビュールというような濁った声で3回ほど鳴いたと思ったら、飛んで行ってしまいました。
もう少し、ゆっくりと見たかった。
もう少し、しっかりピントを合わせたかった(笑)。

こちらは今回悩んだ。
久しぶりにシギを見るとどうも調子が出ない。
これだけ白いシギはミユビシギぐらいしか思い当たらないが、、、
ミユビシギは冬の砂浜で波を追いかけてチドリの様にチョコチョコ走り回る印象だったのですが、、、

念のため、図鑑を見てみると干潟に入ることもあるとの事。
波が無いので走り回らない、、、
こちらの写真の比較のためにスズメ大の小さなシギのトウネン。
ミユビシギの白さが中途半端なのはどうやら今年生まれの若鳥。

トウネン。
こちらも今年生まれのようです。
頭を良く見ると、、、
キリアイほどではありませんが、縦線があるように見える、、、
危なくだまされるところでした。
やはり、見慣れていないと混乱する。

トウネンの群れの中の一羽だけ居たハマシギ。
こちらも今年生まれかな?
この他、ダイゼンが沢山いた他、ソリハシシギ、キアシシギ、オオソリハシシギなどなど、
そうそう、ミヤコドリは35羽いました。
遠かったので写真は撮っていません。
もう少し、マメに見に来ないといけないなぁ~。
しかし、4~5月ごろ日本を通過してシベリアに繁殖に向かったシギ。その子供が9月には日本に来て、これからもっと南の越冬地に向かって行くというのはすごいと思いませんか?

2017年9月3日日曜日

ツツドリ

グズグズしていた台風が一気に北に去りました。
久しぶりに爽やかに晴れた日。
いつもの水元公園の一画。
ツツドリのポイント。
大勢のカメラマンの見つめるその先に、
居ました。
背中を向けたまま首を回して、辺りを見回しているが、なかなか体の向きを換えてくれない。何とかお腹の模様を見たいと思っていると、パッと飛び出し、

毛虫を捕まえてとまったところで、
ようやくお腹にある横模縞様が見えました。
ツツドリ(多分)。カッコウの仲間で、初夏に「ポゥポゥ」と竹筒を叩くような声で鳴きます。
カッコウの他、ホトトギスやジュウイチなど、鳴き声が名前の由来になった鳥たちですが、鳴き声はわかり易いのになかなか姿を見ることが出来ない鳥たち。渡りの時には姿を見ることが出来ますが、この時には鳴いてくれない。
いきなり話は変わって、
ラクウショウはもう実をつけていました。
冬になって、実が落ちる頃には小鳥の越冬食料になります。


見た目にはメタセコイヤによく似ていますが、、、
上の説明の通り、
樹の根元にはこんな瘤(こぶ)。
梅雨の最中より、梅雨が明けてからの方が雨が多かったこの夏。
ツクツクホウシの声がミンミンゼミを追い散らし、アブラゼミの声に勝ろうとしている水元公園でした。