2017年5月8日月曜日

【番外編】高原の春はまだこれから

この時期恒例の美ヶ原高原を歩いてきました。
平地では桜の咲き始めた4月初め以降、
気温の低い日が続き長く桜を楽しめましたが、高原ではまだ冬が終わったばかり。
例年ではソロソロ若葉が出始めて山の小鳥たちの囀りが始まる頃ですが、今年はまだこれからの様子。
ほとんど成果もなく、山を下りる途中で遠くにお世話になったルリビタキの声。
お礼を言いたくて(※詳細は後述)ジッと待っているといきなり目の前にウソ。
まだ堅い木の芽をついばんでいるところを写していると、ジロっとこちらをにらんで何も言わずに飛んで行ってしまいました。

美ヶ原の最高地点。
バックには左に乗鞍岳、右に穂高岳なんですが、良い天気にもかかわらず、黄砂の影響かほとんど見えない。
ここまで11時。鳥に関してはほとんど成果が無く、てその分早く来ました。
ただでさえ風の強いこの高原の西のはずれ。この後、牧場の中を歩いて茶臼岳に向かう途中で、風を避けながら昼食。立っていても飛ばされそうな強風の高原を通り越し、茶臼岳山頂まで後200m程の所でルリビタキが姿を出してくれた。近いけど枝の向こうで写真には難しいそう。取りあえず一枚。と、思ったらカメラを昼飯の場所に忘れてきた!
小一時間ほど逆戻り。茶臼岳をあきらめて下山へ。
と言うわけで、カメラを思い出させてくれたルリビタキさんにお礼を言わないといけない。(姿を見て、あわよくば写真を撮りたかったとも言う)
ヒガラ。
今日、一番姿を出してくれたのはこちらです。
この他、コガラ・シジュウカラ・エナガ・ゴジュウカラなど、定番の小鳥は居ましたが、皆さんまだこれからの様子。





キビタキ。
山麓の公園では元気に囀っていたのに、ここでは声もなく。いきなり出てきて、、、あっさりと、居なくなる。
まだ、来たばかりかな?
去年は囀りながら2羽でバトルをしていたのですが、今年はまだ戦う相手が来ないか。
この他、オオルリやクロジの声囀りも聞きましたが未だ練習中の様子。
美ヶ原への登り口。
標高1600mほどの広小場のオオヤマザクラの蕾。
一番膨らんでいるので、この位でした。
三城(さんじろう)のカラマツは芽吹いたばかり。
今日は見る鳥が少ない分、能率的に歩けた。(ただ歩いただけとも言う)
いつもは鳥を見ながらゆっくり歩くのに、こんなに慌てて歩いて、久しぶりの筋肉痛か?
そして、黄砂とは言え直射日光の下をテクテク。顔がヒリヒリと、、、いつもの事か(笑)。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございます。
その上に、おまけ。
先日、実家近くにコムクドリが来ました。
ムクドリより一回り小さく、声もムクドリに似るけど柔らかい声で、可愛い鳥です。
雌と一緒に二羽で来て、いかにも巣作りの場所を探しているという雰囲気でした。
是非とも近くに巣を作ってほしいと思っていましたが、二日ほどでいなくなってしまいました。

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